molar2 親知らずの抜歯2

molar2 親知らずの抜歯2

親知らず(智歯)の種類

正常な智歯
まっすぐキレイに親知らずが生えている状態です。

完全埋伏智歯(かんぜんまいふくちし)
歯ぐきの中に完全に埋まってしまっていて表面には出ていない、見えない状態です。親知らずがある部分が腫れている、痛みがある、他の歯や顎関節への影響がある場合は抜歯を検討する必要があります。

水平埋伏智歯(すいへいまいふくちし)
親知らずが横向きに生えている状態です。横向きに生えているために歯を圧迫して歯並びに影響を与えたり、歯茎などの腫れや痛みの原因になることがあります。年齢を重ねたり、歯磨きがきちんとできていないとより症状が出やすくなるので、早めに抜歯をすることをお勧めしています。

半埋伏智歯
歯ぐきから親知らずが一部だけ出ている状態です。周りの歯への影響、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。歯科医師と相談をして抜歯をすることを推奨します。

親知らずの抜歯の流れ

1. 状態確認
親知らずの抜歯を行う前に、まずは親知らずがどのような状態にあるのかを確認することが必要です。親知らずの生え方や周囲の歯や骨との関係性を確認するために、歯科医師が口腔内を診察し、親知らずがまっすぐ生えているのか、それとも埋まっていたり、歯茎の中にあるのかを見極めます。親知らずが埋伏している場合や、隣の歯に影響を与えている場合、レントゲンやCT検査を行い、詳細な位置や状態を確認します。

2. 治療計画の立案
親知らずの位置や周囲の状態を確認した後、患者さんに最適な治療計画を立てます。抜歯が必要な場合は、抜歯の難易度やリスク、予想される治療期間などについて説明します。治療のタイミングも重要です。特に痛みや腫れがある場合は早めの抜歯が推奨されますが、そうでない場合は患者さんの都合に合わせてスケジュールを調整することも可能です。

3. 抜歯方法およびリスクの丁寧な説明

親知らずの抜歯にはいくつかの方法があり、その選択は親知らずの状態や生え方によって異なります。比較的まっすぐ生えている親知らずの場合は、通常の抜歯で対応できますが、埋伏している場合や横向きに生えている場合には外科的な抜歯が必要です。抜歯の際に考えられるリスク(神経の損傷や腫れ、痛みの継続など)についても、歯科医師から丁寧に説明を受けます。また、手術後の経過や、術後に気を付けるべきことについても案内されるため、不安を少しでも軽減することができます。

4. お口のお掃除

抜歯を行う前に、お口の中を清潔に保つためにお掃除を行います。これは、抜歯後の感染リスクを軽減するための重要なプロセスです。口腔内の汚れや歯石を取り除くことで、手術後の炎症やトラブルを防ぐことができます。

5. 麻酔

抜歯を行う際には、痛みを感じないように局所麻酔を行います。親知らずの抜歯に使用される麻酔は、痛みをしっかりとコントロールできるため、治療中に痛みを感じることはほとんどありません。また、痛みを感じやすい方には、表面麻酔を施してから局所麻酔を行い、注射の痛みも軽減することができます。患者さんの不安や痛みに対するケアも万全です。

6. 抜歯

麻酔がしっかり効いたら、いよいよ親知らずの抜歯を行います。親知らずがまっすぐ生えている場合は、簡単な抜歯で済むことが多いですが、歯が埋伏している場合や骨の中に埋まっている場合は、周囲の骨を少し削る外科的な処置が必要になります。治療時間は個人差がありますが、早い方で30分、通常の治療時間の目安として1時間程度で完了します。

7. 止血

抜歯が終わったら、抜いた部分をしっかりと止血します。止血にはガーゼを使用し、患者さんに数分間噛んでいただくことで出血を抑えます。また、止血のための処置が終わった後も、数時間は軽い出血が続くことがありますが、これは通常の反応です。

8. 抜歯後の確認

治療が完了した後、歯科医師が抜歯した部分の確認を行います。傷口がきれいに治りそうか、腫れがひどくならないかなどを確認し、術後のケアについて説明します。術後に注意すべきことや痛みが出た場合の対処法、食事の注意点なども指示されます。抜歯後のアフターケアが重要であり、特に抜歯後数日間は腫れや痛みがあることが予想されるため、歯科医師の指示に従ってケアを行うことが大切です。

 

痛みの少ない抜歯へのこだわり

親知らずの抜歯を考えている方にとって、痛みへの不安は大きな問題です。当院では、患者さんができるだけ安心して治療を受けられるよう、痛みを少なくするためのさまざまな工夫を行っています。今回は、痛みを軽減するための技術やアプローチについてご紹介します。

・表面麻酔で注射の痛みを軽減

親知らずの抜歯の際、多くの患者さんが不安に感じるのは、麻酔の注射です。当院では、麻酔注射の前に表面麻酔を行い、注射の痛みを極力抑えるよう努めています。表面麻酔とは、麻酔の薬を歯ぐきに塗布して感覚を鈍くするもので、針を刺す瞬間の痛みを感じにくくする効果があります。この表面麻酔を使用することで、患者さんに少しでも快適な治療体験を提供します。

 

・極細注射針で針の痛みを軽減
さらに、麻酔注射には極細の注射針を使用しています。注射針が細いほど、針が刺さるときの痛みが少なくなります。これにより、麻酔の効果を十分に発揮しながらも、注射時の痛みを最小限に抑えることが可能です。当院では、こうした細かな技術の積み重ねによって、患者さんがリラックスして治療を受けられる環境を整えています。

親知らずを抜く必要があるケース

親知らずは、通常の歯のように問題なく生える場合もあれば、抜歯が必要となる場合もあります。親知らずが周囲の歯や歯茎に悪影響を及ぼすことが多く、そのままにしておくと虫歯や歯周病などのリスクが高まります。ここでは、親知らずを抜くべき具体的なケースについてご説明します。

1. 親知らずが歯茎から少しだけ出ていて、それ以上の萌出が見込めない場合
親知らずが一部だけ歯茎の外に出ている場合、そのままでは歯が完全に生えてこないことがあります。この状態は「半埋伏智歯」と呼ばれ、部分的に歯茎に覆われているため、歯ブラシが届きにくく、食べかすや細菌が溜まりやすくなります。このため、虫歯や歯周病を引き起こすリスクが高くなり、抜歯が必要になることがよくあります。

2. 親知らずが手前の歯を強く押して、歯並びに悪い影響を与えている場合

親知らずが横向きや斜めに生えている場合、隣の歯(第二大臼歯)に強い圧力をかけることがあります。この圧力によって、手前の歯が移動して歯並びが乱れたり、噛み合わせが悪くなることがあります。また、歯の詰まりが生じると、隣接する歯との間に食べかすが溜まりやすくなり、結果的に虫歯や歯周病の原因となるため、抜歯が推奨されるケースです。

3. 親知らず周辺に嚢胞(膿の塊)がある場合

親知らずが埋まっていたり、斜めに生えている状態が続くと、親知らずの周囲に嚢胞(のうほう)と呼ばれる膿の袋ができることがあります。嚢胞ができると、顎の骨や隣の歯を圧迫し、これが原因で顎の骨が溶けたり、歯がぐらぐらしてしまうことがあります。こうした状態では、放置することが危険であるため、親知らずの抜歯と嚢胞の除去が必要になります。

4. 噛み合わせが悪く、歯茎や頬の粘膜が傷ついている場合

親知らずが正常に噛み合っていない場合、噛む力が不均衡にかかり、歯茎や頬の内側の粘膜が傷つくことがあります。これにより、口の中で炎症が起きたり、慢性的な痛みを感じることがあります。特に、奥歯の噛み合わせが悪いと、口内炎や口腔内の傷が治りにくくなるため、親知らずを抜いて噛み合わせを改善することが勧められます。

5. 親知らずや隣の歯が重度の虫歯になってしまっている場合

親知らずが正しい位置に生えていないと、歯磨きが十分にできず、親知らず自体や隣の歯が虫歯になりやすくなります。親知らずが虫歯になると、治療が難しいため、早めに抜歯することが推奨されます。さらに、親知らずが原因で隣の歯にまで虫歯が広がってしまった場合、その治療が必要になることもあります。このようなリスクを防ぐためにも、親知らずの抜歯が必要となります。

 

抜かなくても良い親知らず

親知らずがすべてのケースで問題を引き起こすわけではなく、場合によっては抜歯をしなくても良いことがあります。親知らずの状態が健康で、他の歯や口腔内に影響を及ぼしていない場合は、経過観察を続けるだけで十分です。ここでは、親知らずの抜歯が不要なケースについてご説明します。

 

1. キレイに生えてきている親知らず

親知らずが正常に真っ直ぐ生えており、噛み合わせや隣の歯に悪影響を及ぼしていない場合、抜歯の必要はありません。このような親知らずは、他の歯と同じように役立つこともあり、健康的に機能しています。定期的な歯科検診で問題がないか確認し、正しい歯磨きでケアを続けていくことで、長期間健康な状態を保つことが可能です。

2. 一部だけ生えてきているが、口腔内に影響がない場合

親知らずが一部だけ歯茎から出ていて、痛みや腫れといった症状が出ていない場合も、抜歯を急ぐ必要はありません。ただし、このような状態の親知らずは、将来的に影響を及ぼす可能性があるため、定期的な観察が重要です。特に、歯の一部しか出ていない場合は、清掃が行き届きにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯科医院で定期的にチェックを受け、口腔内の健康状態を維持することが大切です。

3. 完全に埋まっていて、他の歯に影響がない親知らず

親知らずが完全に歯ぐきの中に埋まっている「完全埋伏智歯」の場合も、他の歯に影響を与えていなければ、無理に抜く必要はありません。完全に埋まっている状態では、親知らずが痛みや腫れを引き起こすことが少なく、問題が発生しない限り、そのまま保存しても問題ないことがあります。ただし、嚢胞(のうほう)などの問題が発生する可能性もあるため、定期的な診断が重要です。

 

 

親知らずの抜歯のメリット

親知らずの抜歯には、虫歯や歯周病の予防、口臭の防止、肩こりの解消など、多くのメリットがあります。親知らずが生えている方は、症状が出ていなくても、定期的に歯科検診を受けて、親知らずの状態を確認することが大切です。

・虫歯や歯周病の予防
親知らずは、奥の方に生えているため、歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。親知らずが部分的にしか生えていない場合や、周囲の歯と密着している場合、食べ物のカスが溜まりやすく、細菌が繁殖しやすい環境が生まれます。この結果、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなり、他の歯にも悪影響を及ぼす可能性があります。抜歯することで、これらのリスクを減らし、口腔内を清潔に保つことができ、健康な歯を守ることが可能です。

・口臭の予防
親知らずが生えると、歯ブラシでの清掃が行き届かず、口腔内に食べカスが残りやすくなります。これが原因で、細菌が繁殖し、口臭の原因となることがあります。特に、親知らずが部分的に生えている場合や埋伏している場合、その周囲の歯茎が炎症を起こしやすく、これも口臭を引き起こす要因となります。親知らずを抜くことで、歯茎の炎症や細菌の繁殖を防ぎ、口臭の原因を取り除くことができ、口腔内の衛生状態を向上させることができます。

・肩こりの解消
親知らずが不適切な方向に生えていると、噛み合わせに悪影響を与えることがあります。噛み合わせが悪いと、日常生活で顎にかかる負担が増加し、それが首や肩の筋肉に影響を与え、肩こりや頭痛を引き起こすことが知られています。親知らずを抜歯することで、噛み合わせのバランスが改善され、顎や肩の負担を軽減することができます。肩こりに悩んでいる方で、原因が不明な場合は、親知らずが影響している可能性も考慮して、歯科医に相談してみると良いでしょう。

 

 

親知らずの抜歯のリスク

親知らずの抜歯にはさまざまなリスクがありますが、事前の診断やアフターケアでリスクを最小限に抑えることが可能です。抜歯が必要な場合は、医師のアドバイスに従い、しっかりと準備しましょう。

・神経が傷つく
親知らずが下顎に埋まっている場合、歯の根が下顎の神経に近いことがあります。このような場合、抜歯時に神経を傷つけるリスクがあり、術後に唇や顎、歯ぐきにしびれや感覚の鈍さが生じることがあります。ほとんどの場合、数週間から数カ月で自然に回復しますが、まれに感覚が戻らないケースもあります。このリスクを最小限に抑えるため、事前にレントゲンやCTスキャンで神経の位置を確認することが重要です。

・腫れや痛みが続く
抜歯後、腫れや痛みが数日から1週間程度続くことが一般的です。しかし、まれに症状が長引くことがあります。これは、感染や血の塊が取れてしまった場合などが原因です。適切なアフターケアを行い、抜歯後の指示に従うことで、症状を最小限に抑えることが可能です。万が一、腫れや痛みが長期間続く場合は、早めに歯科医院に相談してください。

・上顎洞炎
上顎の親知らずを抜歯する際には、上顎洞(副鼻腔)に近いことが多く、抜歯後に上顎洞炎を引き起こす可能性があります。これにより、鼻づまりや痛み、腫れが生じることがあります。通常は、抗生物質や炎症を抑える薬で対応できますが、まれに外科的な治療が必要になることもあります。事前に上顎洞の位置を確認し、リスクが高い場合は慎重に処置を行うことで、このリスクを減らすことができます。

 

親知らずの抜歯前に行う検査・診断

親知らずの抜歯前には、レントゲンやCTを使用した検査が行われます。これらの検査により、親知らずの位置や状態、周囲の神経や組織との関係を正確に把握し、最適な治療計画を立てることが可能です。親知らずの抜歯を安全かつ確実に行うためには、事前の検査が欠かせません。

親知らずの抜歯前に行う検査・診断:レントゲン

親知らずの抜歯前には、まずレントゲン検査を行います。レントゲンは、歯や骨の状態を確認するための基本的な検査であり、親知らずがどのように生えているのかを把握するために非常に重要です。親知らずが正常に生えているか、他の歯に影響を与えていないか、または埋まっているかどうかを確認することができます。特に親知らずが深く埋まっている場合、抜歯が難しくなるため、事前にその位置や形を正確に把握することが必要です。レントゲンによって、親知らずの位置や状態を詳しく確認することで、安全な抜歯を計画することが可能になります。

CTとは

親知らずが深く埋まっていたり、神経や周囲の組織との距離が近い場合は、CT検査を行うことがあります。CTは、通常のレントゲンでは見えにくい部分を3次元的に立体で確認できるため、特に複雑な親知らずの抜歯では必須です。CTでは、歯の周りの骨の状態や神経の位置を詳細に確認することができ、これにより抜歯時のリスクを軽減することができます。また、CT検査は、親知らずがどの角度で生えているか、他の歯や顎の骨にどのように影響しているかを正確に把握するため、治療計画を立てる際に非常に有効です。

 

抜歯後の注意点と症状

抜歯そのものは麻酔を使って処置するため痛みを伴う手術ではありませんが、抜歯後、個人差はあるものの痛み・腫れが出ることがあります。親知らずが完全に歯ぐきの中に埋まっている場合や、特殊な生え方をしている場合などは、歯ぐきを切開する方法での抜歯を行うこともあり、この様な場合は痛みや腫れがどうしても出やすくなるのです。

しかし、適切な処置を行えばスムーズな回復を促すことが出来ます。患者様ご自身でも行える処置や注意点についてご説明いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

・ガーゼを噛んで止血
抜歯後、しばらくすると歯が生えていた部分の穴にはゼリー状のかさぶた(血餅)が出来ますが、このかさぶたが出来るまでは出血しやすい状態になっています。そのため、抜歯後しばらくは清潔なガーゼをしっかり噛んで圧迫止血を行うようにしてください。また、抜歯当日は出血を抑えるため、飲酒、長時間の入浴、激しい運動などは控えるようにしましょう。

・抜歯した穴を触らない
抜歯後、歯が生えていた場所の穴が気になってしまうかもしれませんが、この穴を舌で触ったりするのはNG。せっかく出来たかさぶたが取れてしまうことになるからです。出血が気になるからと言って何度もうがいをすることも、かさぶたが取れて出血してしまう原因となります。かさぶたが取れると出血し治癒が遅れるのみならず、傷口から細菌感染を起こしてしまうリスクになります。抜歯後、歯が生えていた場所に出来た穴にはなるべく刺激を与えないようにしましょう。

・腫れたら軽く冷やす
抜歯後、頬や歯ぐきが腫れた場合には、頬に冷却ジェルシートなどを貼るなどして冷やすのも効果的です。この時、冷やしすぎると血行が悪くなってしまい、かえって治癒が遅れることになるので気をつけましょう。3日〜1週間ほどで腫れは徐々に収まっていきます。

・痛いときは鎮痛剤を飲む
麻酔が切れると痛みが出てくることもありますが、その時は抜歯の際に貰った痛み止めを歯科医師の指示通りに飲みましょう。通常、3日〜1週間で痛みはなくなっていきます。

親知らずの抜歯後は落ち着くまでに時間がかかるもので、穴が塞がるのには3ヶ月〜半年程度かかることもあります。もしも抜歯後、なかなか腫れが収まらない、痛みが引いていかないなど、「おかしいな?」と思ったらできるだけ早めにご連絡ください。

 

歯牙移植~抜歯後の歯を利用した移植~

親知らずの歯牙移植とは
親知らずを抜いた後、その歯を別の部位に移植することが可能です。これを「歯牙移植」といいます。特に、他の歯が抜けてしまったり、失われてしまった場合に、この親知らずを使って新たにその部分に移植し、機能を取り戻すことができます。自分の歯を使うため、人工のインプラントに比べて体が拒絶反応を起こしにくいとされています。また、移植後も歯としての機能を果たすことが期待できます。

 

歯牙移植のメリットとデメリット

メリット
1. 体になじみやすい:親知らずなど自分の歯を使うため、体が歯を受け入れやすいです。また、歯並びや噛み合わせに違和感が少なくなります。
2. インプラントより経済的:人工のインプラントを使用するのに比べて、費用が抑えられる場合が多いです。
3. 短い手術時間:インプラントと比較して、歯牙移植の手術時間は比較的短いです。
4. 自己修復力:歯牙移植された歯は自分の歯なので、移植後の治癒がスムーズな場合があります。

デメリット
1. 成功率:歯牙移植の成功率は、インプラントよりやや低い場合があります。移植後のケアや状況によっては、うまく結合しないこともあり、その場合はインプラントなど欠損治療が必要となります。
2. 特定条件下でのみ可能:移植には親知らずが健康で、十分な大きさや形を保っている必要があり、すべてのケースで可能ではありません。
3.長期的な維持が難しい:移植後の歯は予後が安定しづらく、平均して5〜10年は持ちますが、その後抜歯が必要になってしまうケースも多くあります。(※あくまでも平均のため、移植歯の状態、移植後の管理で状況は異なります。)そのため、日常のケアが非常に重要で、定期的なメンテナンスが必要です。

親知らずのよくある質問

Q:親知らずは早く抜いたほうがいい?
親知らずの抜歯は、痛みが出たり、周囲の歯に悪影響を与える前に抜くことが推奨されています。特に、親知らずが横向きに生えていたり、部分的にしか生えていない場合、むし歯や歯周病の原因になることが多いため、症状が出る前に抜歯することでリスクを避けることができます。また、若い年代での抜歯は、歯の根っこが柔らかく、抜歯が比較的簡単に行えるため、痛みや腫れが少なく回復も早いというメリットがあります。

Q:抜歯にかかる時間はどれくらいですか?
親知らずの抜歯にかかる時間は、その歯の状態や位置によって異なります。例えば、まっすぐに生えている親知らずであれば、10〜20分ほどで抜歯が完了することが一般的です。一方、歯ぐきや骨に埋まっている親知らずや、横向きに生えている親知らずの場合は、30分から1時間ほどの時間がかかることがあります。また、抜歯後は安静にする時間が必要であり、特に難易度の高い抜歯では、術後の経過観察が重要となるため、治療後のケアも含めて余裕を持って予定を立てることをおすすめします。

船橋市で親知らずの抜歯や診察をご希望の方は、当院へ
船橋市で親知らずの抜歯や診察をお考えの方は、ぜひ当院にご相談ください。親知らずの状態を詳しく診断し、必要に応じてCTやレントゲンを用いて安全に抜歯を行います。痛みの少ない治療を心がけ、術後のケアも丁寧にサポートいたします。ご不明な点や不安なことがございましたら、遠慮なくお知らせください。

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