歯科豆知識

2018.02.23

根管治療(神経を抜くと変色する理由とは)

みなさんこんにちは!
東葉デンタルオフィスのTです★

本日は神経を抜いた歯が
なぜ黒ずんでしまうかのお話です!


神経が死んでしまった歯のことを
【失活歯】(しっかつし)といいます。


死んでいる歯(失活歯)では、
象牙質内の細管の中に入り込んでしまった物質が変色の原因です!

では、細管に物質が入り込む経緯は?
歯をぶつけたりすると、歯髄内で出血が起こります。
また、虫歯などにより歯髄内に細菌が入り込むと、
細菌をやっつけるためにリンパ球などの防御を働かせようとし、血流量が増加します。


歯の根の先の部分の歯髄は細く、その歯に〈流入する血液〉より〈流出する血液〉が少なくなると、
硬い象牙質で覆われている歯髄内の圧力は高くなり、やがて歯髄が死んでしまいます。


歯髄のお肉が壊れたものと血液中の鉄分が象牙細管に入り込み、
それが変性し色が黒くなっていきます!

神経の治療をしたときも同じように血液の成分などが細管内に入り込むことで変色していくそうです!

すこし難しいお話になってしまいました…。

小さい頃ぶつけてしまって前歯が
黒ずんでしまったなど、聞いたことございませんか?
上記の理由で黒ずんで行ってしまったんですね…。

前歯の神経を抜く際に
虫歯の範囲が狭く後ろから穴を開けて
根管治療を進めて行く場合も
黒ずんでしまいます。。。

この場合前歯で白くしたい場合は
インターナルブリーチ、または
白い被せ物などがあります!

前歯の黒ずみを気にされている方、悩まれている方
ぜひお話だけでも聞きにいらしてくださいね★

やはり神経を抜くというのは
手間も時間もかかりますしリスクの
大きさを改めて感じました。。。


以上、Tでした★