歯科豆知識

2018.05.11

虫歯治療(虫歯と知覚過敏の正しい見極め方)

みなさんこんにちは!
東葉デンタルオフィスのスタッフTです!

本日は虫歯と知覚過敏の正しい見極め方のお話です!


まず知覚過敏とは、、、
知覚過敏とは、歯が冷たさや接触による刺激を受けた時に一過性の痛みを生じる症状のことを言います。

一般的に、冷たいものを食べた時に歯がしみる原因が、知覚過敏によるもの!

知覚過敏の原因は、何らかの理由で歯の「象牙質」に刺激が与えられることです。
通常、歯に対して何らかの刺激を与えても、それを受けるのは歯の表面の「エナメル質」で、エナメル質には神経が通っていないので基本的にいくら刺激しても痛みとして自覚することはありません!
しかし象牙質への刺激は神経に伝わるため、冷たさや接触の刺激を「しみる」と感じてしまいます。

エナメル質ではなく象牙質に刺激が与えられる原因としては、「歯肉の退縮」「エナメル質の破損や摩耗」などが考えられるそうです!
歯肉の退縮(歯茎が下がること)については、エナメル質は歯の先端部分にしか存在せず、歯肉で隠れている部分の象牙質が歯肉が下がることで露出すると刺激が伝わります!

虫歯と知覚過敏の見極め方は、、、
虫歯と知覚過敏によるしみてしまったり、痛みはどちらの場合でも象牙質やその内側の神経が関係しています。
しみる・痛みの質を見極めることができれば、どちらが原因なのかを推測できます!

まずは「痛みの長さ」
象牙質への刺激の原因が発生してから、長くても10秒で収まるのは知覚過敏の可能性が高いです!
一方で痛みが数十秒にわたって続く場合は、虫歯の可能性が高くなります!
具体的な時間については個人差も大きいのですが、単純に「痛みが長いか、短いか」だけでも把握しておくと良いと思います!
次に「痛みが強くなるかどうか」
ある程度期間が経過しても痛みの程度が変化しない場合は知覚過敏の可能性が高いです。
一方で期間が経過するごとに痛みが増す場合は、虫歯である可能性が高くなります。
虫歯は放置することで徐々に神経に近づいていき、刺激がないときでも痛むようになります。。。

あとは「見た目」!
虫歯の場合、歯が変色したり表面に小さな穴が開いている事が多いです。
知覚過敏の場合はそういった変化よりも、歯茎が下がって象牙質が露出していたり、エナメル質が欠けるなどの変化をしていることが多いです。

もちろん自己判断をして違って悪化したら…
あくまで参考程度です!!

歯のしみたり痛みを感じたら
まず歯医者に行きましょう!

あとは我慢も禁物ですよ!!

以上Tでした♫