歯科豆知識

2013.06.25

船橋の東葉デンタルオフィスです。「インプラントとブリッジはどちらが良いですか?」

こんにちは、院長の本部です。

これもよくあるご質問ですが、ブリッジとインプラントの比較についてお応えしていきます。


→基本的に、虫歯や歯周病で歯を失われた場合に治療法は以下の4つが挙げられます。

①入れ歯
②ブリッジ(隣に歯がある場合)
③歯の移植(適切な残存歯がある場合のみ)
④インプラント

それぞれの特徴をお話しますね。

①入れ歯

取り外し式の入れ歯を入れる方法です。
保険が適用のものと保険が適用されないものがあります。
保険が適用のものは、金属のバネのようなもので入れ歯を固定しますので、見た目が悪いという欠点があります。
見た目が良い物や、内面が柔らかく痛くないタイプもありますが、これらは保険が効かない為お値段が高くなります。
入れ歯は取り外しが必要なもので、お食事ごとや夜は必ず外して専用のブラシで洗って頂く必要があります。
寝る前に洗浄液に漬けておいていただくことも日々のルーティーンとなります。

②ブリッジ

固定式の被せ物を、両隣の歯を削ってセメントで着ける治療法です。
インプラントとの比較としては、どうしても健康な歯を削る必要があるということです。
また、歯がない分の負担を両隣の歯が受ける形になりますから、残っている歯の負担が増えます。
デンタルフロスが通らない為清掃が難しく、歯間ブラシをうまく使っていただく必要があります。
これも銀歯でしたら保険適用ですが、奥歯で白い歯を希望される場合は保険適用外となります。

③移植

奥歯を抜かなければならない時に、その他の残っている親知らずなどが移植可能な条件を備えていれば、抜歯と同時にその親知らず等を移植する事が出来ます。
ただこれはまず根の大きさや形などが一致していることと、虫歯が大きすぎないことなど満たすべき条件があります。
その上で、残念ながらまだ全体の成功率がブリッジやインプラントに比べて低いことが知られています。
ただ、条件が整っていれば保険適用の場合もありますので、試してみる価値はある治療ではあります。

④インプラント

チタン製の人工の歯根を植えて、その上に歯を作る治療法です。
ブリッジとの比較で言えば、隣の歯を削ることがありません。負担も増えません。フロスが通ります。
ブリッジの場合、歯のない部分の形が悪いと息が抜けるような感じがすると言う方がいらっしゃいますが、インプラントの場合は歯根を植えていますのでそういった事がありません。
保険が効かないのでやや高額ですが、白い歯のブリッジと同じくらいのお値段となります。